ルナリターンとは?月の回帰図の意味・出し方・読み方を初心者向けにやさしく解説

ルナリターン(Lunar Return)とは、今現在空を運行している月(トランジットの月)が、あなたが生まれたときの月の位置(ネイタルの月)とまったく同じ星座・度数に戻ってくる瞬間のことです。占星術では、この瞬間のホロスコープ(天体の配置図)を「月回帰図」と呼び、次のルナリターンまでの約1ヶ月間の運勢を読み解く手がかりとして活用します。

月は約27.3日(恒星月)で黄道12星座を一周するため、ルナリターンは約28日ごと、年間でおよそ13回起こります。つまり、毎月1回は「自分だけの月のリセット日」が訪れるということ。ソーラーリターン(太陽回帰)が年に1度の「1年間の大きなテーマ」を示すのに対し、ルナリターンは月単位のより身近な変化を映し出してくれるのが特徴です。

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目次

ルナリターンが示すのは「感情・日常・体調」の1ヶ月予報

ルナリターンで読み取れるのは、人生を左右するような重大イベントではありません。月は占星術において「感情」「無意識の反応」「日常生活」「健康」「身体のリズム」を司る天体です。そのため、月回帰図が教えてくれるのは、次の約1ヶ月間に「どんな気分になりやすいか」「生活のどの分野に意識が向くか」「体調面で気をつけたいことは何か」といった、日常レベルのテーマになります。

たとえば、ルナリターン図のASC(アセンダント=チャートの起点となるポイントで、その期間の自分の姿勢や印象を示す)が牡羊座にあれば、「今月は積極的に動きたい気分になりそう」と読めます。月が6ハウス(健康・仕事の日常業務を表す領域)に入っていれば、「体調管理や生活習慣の見直しがテーマになる月」と解釈できるのです。このように、ルナリターンは1ヶ月の「心と体の天気予報」のような位置づけで活用するのがおすすめです。

新月・満月リーディングとの違い ― 外的イベント vs 内面の変化

月に関する占星術のリーディングといえば、新月・満月の星読みを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、ルナリターンと新月・満月のリーディングには明確な違いがあります。

新月や満月の星読みは、その瞬間の空の配置(トランジットチャート)を全員共通の視点で読むものです。「牡牛座の新月だから物質的な豊かさに意識を向けよう」といったように、社会全体に流れるエネルギーや外的な影響がテーマになります。一方、ルナリターンはあなたの出生データ(生年月日・出生時刻・出生地)をもとに作成する完全に個人専用のチャートです。同じ日に生まれた人でも出生時刻や場所が違えば月回帰図はまったく異なります。

つまり、新月・満月が「世の中の空気感」を読むツールなのに対し、ルナリターンは「自分の内面で何が起きるか」を月間ベースで深掘りするためのツールです。両方を組み合わせることで、外の流れと自分の内面の両面から1ヶ月を見通せるようになります。ルナリターン占星術を学ぶことで、毎月のセルフケアや過ごし方をより意識的にデザインできるようになるでしょう。

ルナリターンとソーラーリターンの違い|それぞれの役割と使い分け

ソーラーリターンとは?年に1回の「1年間の運勢図」

ルナリターンとソーラーリターンの違いを理解するために、まずソーラーリターンについて簡単に押さえておきましょう。ソーラーリターンとは、トランジット(現在運行中)の太陽が、あなたのネイタルチャート(出生時のホロスコープ)の太陽とまったく同じ位置に戻る瞬間に作成するチャートのことです。

これは毎年の誕生日前後に1回だけ起こり、そこから約1年間の大きなテーマや運勢の方向性を示します。太陽は「社会的な自己」「人生の目的」「公的な活動」を象徴する天体なので、ソーラーリターン図は仕事の転機・引っ越し・人間関係の大きな変化など、社会的・外向きなテーマを読み取るのに適しています。

たとえば「今年のソーラーリターンで太陽が10ハウス(キャリア・社会的地位の部屋)に入っていたので、昇進のチャンスが巡ってきた」というように、1年単位のライフイベントを俯瞰するツールとして占星術では広く活用されています。

ルナリターンとの決定的な違い|周期・テーマ・読む深さ

ルナリターンとソーラーリターンの違いを一言でまとめると、「時間のスケール」と「扱うテーマの質」が根本的に異なるという点です。

まず周期の違いです。ソーラーリターンが年に1回なのに対し、ルナリターンは約27.3日(恒星月)ごとに発生するため、月に1回のペースで新しいチャートが生まれます。つまり、ルナリターンは約28日間という短いスパンの運勢を細かく読み解くためのツールです。

次にテーマの違いです。太陽が「社会的な自分」を象徴するのに対し、月は「感情・無意識・日常の習慣・プライベート」を司る天体です。そのため、ルナリターン図では「今月は感情的に不安定になりやすい」「家族との関係に変化が出る」「直感が冴える時期」など、内面や私生活に密着したテーマが浮かび上がります。

具体的に比較すると、ソーラーリターンで「今年は7ハウス(パートナーシップの部屋)に天体が集中しているから結婚や重要な契約がテーマ」と大枠を掴み、ルナリターンで「今月はその7ハウスのテーマが特に活性化するタイミング」と月単位のピンポイントな時期を特定できるわけです。

最強の使い分け|年間の流れ×月間の波を重ねて読む方法

ルナリターンとソーラーリターンは、どちらか一方だけを使うよりも組み合わせて活用することで格段に精度が上がります。実践的な使い分けの手順をご紹介しましょう。

まず年初(誕生日前後)にソーラーリターン図を作成し、その年の大テーマを把握します。たとえば「今年は2ハウス(収入・価値観の部屋)と6ハウス(健康・仕事環境の部屋)が強調されているから、収入アップと健康管理が年間テーマだな」と方向性を掴みます。

次に、毎月のルナリターン図をチェックして、その年間テーマがどの月に具体的に動き出すかを見ます。「3月のルナリターンではASC(アセンダント=チャートの起点となるポイント)が2ハウスのサインと重なっているから、このタイミングで副業を始めると流れに乗りやすい」といった実践的な判断が可能になるのです。

このように、ソーラーリターンを「年間カレンダー」、ルナリターンを「月間スケジュール帳」と捉えると分かりやすいでしょう。大きな流れと日常の細かい波を重層的に読み解くことで、占星術をより実用的なセルフケアツールとして活用できるようになります。

ルナリターンチャートの出し方|無料ツールを使ったステップガイド

ステップ①:Astro.com(アストロドットコム)での出し方

ルナリターンチャートの出し方として、最もおすすめなのが無料サイト「Astro.com(アストロドットコム)」を使う方法です。日本語対応しており、初心者でも迷いにくいのが大きなメリットです。

手順は以下のとおりです。まず、Astro.comにアクセスし、ユーザー登録(無料)を済ませたら、出生データ(生年月日・出生時刻・出生地)を入力して保存します。次に、上部メニューから「ホロスコープ各種作成」「出生図、ソーラーリターンなど」を選択してください。

チャートタイプのプルダウンから「月回帰図(Lunar Return)」を選びます。ここで重要なのが、開始日の欄に「いつのルナリターンを見たいか」を入力することです。たとえば2025年7月の運勢を知りたければ「2025年7月1日」と入力すれば、その直近のルナリターンチャートが自動で算出されます。最後に「クリックしてチャートを表示」を押せば完成です。

ステップ②:Astroseek(アストロシーク)での出し方

英語サイトに抵抗がなければ「Astroseek」もおすすめです。登録不要で手軽に使え、ビジュアルも見やすいのが特徴です。

まず、Astroseekのトップページで「Free Horoscopes」から「Birth Chart」を選び、出生データ(Date of Birth・Time・Place)を入力します。出生図が表示されたら、チャートの下部もしくはメニューにある「Lunar Return / Lunar Revolution」のリンクをクリックしましょう。年と月を指定すれば、該当するルナリターンチャートが一覧で表示されます。

Astroseekの便利な点は、1年分のルナリターン日時をまとめて確認できることです。「次の月回帰はいつ?」と気になったとき、カレンダー的に使えるので重宝します。ブラウザの翻訳機能を併用すれば、英語が苦手でも十分操作可能です。

ステップ③:「出生地」ではなく「現在地」で作成するのが正しいルール

ルナリターンチャートの出し方で、初心者が最もつまずきやすいポイントがこれです。チャートを作成する際の「場所」には、出生地ではなく現在住んでいる場所(現在地)を入力するのが占星術上の正しいルールとされています。

なぜなら、ルナリターンは「今いる場所の空」で月が出生時と同じ位置に戻る瞬間を切り取るものだからです。場所が変わると、ASC(アセンダント=チャートの起点となる星座)やMC(エムシー=天頂、キャリアや社会的立場を示すポイント)が大きく変化します。その結果、ハウス配置が丸ごと変わり、読み取れるテーマも異なってくるのです。

たとえば、東京生まれでも現在大阪に住んでいるなら「大阪」で作成します。引っ越し直後や旅行中の場合は、ルナリターンの瞬間に実際にいた場所を入力しましょう。Astro.comでは「現在の居住地」欄を変更するだけで簡単に反映できます。場所の設定を間違えるとチャート全体の解釈がずれてしまうため、月回帰ホロスコープを出す際は必ず確認してくださいね。

ルナリターンチャートの読み方|初心者が押さえるべき7つのポイント

① アセンダント(ASC)のサインを確認する

ルナリターンチャートの読み方で最初に注目すべきは、アセンダント(ASC)です。ASCとは、チャート上で東の地平線にあたるポイントで、「その期間のあなた自身の見せ方・行動パターン」を象徴します。

たとえばルナリターンのASCが牡羊座なら、その1ヶ月は積極的に新しいことへ飛び込みたくなる傾向が出ます。一方、蟹座ASCなら家庭や身近な人との時間を優先するモードに切り替わりやすいでしょう。

ASCのサインを確認するだけで「今月の自分はどんなキャラクターで動くのか」がざっくりつかめるため、初心者の方はまずここからチェックしてみてください。

② ASCのルーラー(支配星)の位置を追う

ASCのサインがわかったら、次はそのサインの支配星(ルーラー)がチャート上のどのハウスに入っているかを確認します。ルーラーとは、各サインを「管理」している天体のことで、たとえば牡羊座なら火星、天秤座なら金星が該当します。

このルーラーが在室するハウスが、その月のあなたのエネルギーが実際に「着地」する生活領域を示します。ASCが牡羊座(ルーラー=火星)で、火星が6ハウスにあるなら、「積極的な行動力が仕事や健康管理に向かう1ヶ月」と読めるわけです。ASCのサイン×ルーラーの配置をセットで読むことで、解釈の精度がぐっと上がります。

③ 月が入室するハウスを読む

ルナリターンチャートにおいて月は主役です。月がどのハウスに入っているかを見れば、「感情のフォーカスポイント」や「心が求めるテーマ」がわかります。

たとえば月が1ハウスなら自分自身への意識が高まり、セルフケアやイメチェンに気持ちが向きやすい時期。7ハウスなら対人関係やパートナーシップが感情の中心になります。10ハウスに月があれば、仕事やキャリアに関する出来事で心が揺れ動く可能性が高いでしょう。

月回帰図の「月のハウス」は1ヶ月の感情の主戦場を示すので、ルナリターンの読み方では最優先で確認すべきポイントの一つです。

④ MC(天頂)のサインで社会的テーマを把握する

MC(ミッドヘブン)はチャートの最も高い位置にあるポイントで、社会的な立場・キャリア・目標に関するテーマを表します。ルナリターンチャートのMCのサインを見ることで、「今月、社会や仕事の場でどんな顔を求められるか」がわかります。

MCが山羊座なら責任感や実績が問われる場面が増え、双子座MCならコミュニケーション力や情報発信がカギになるでしょう。ルナリターンのハウスや月ばかりに目が行きがちですが、MCのサインを押さえることで仕事面の見通しが立てやすくなります。

⑤ 月と他の天体のアスペクト(ソフト)を確認する

アスペクトとは、天体同士が作る角度のことです。ソフトアスペクトと呼ばれるトライン(120度)やセクスタイル(60度)は、エネルギーがスムーズに流れる「追い風」のサイン。

たとえばルナリターンチャートで月と金星がトラインを形成していれば、人間関係や金銭面で心地よい流れが期待できます。月と木星のセクスタイルなら、学びや旅行に関して幸運なチャンスが巡ってくるかもしれません。ソフトアスペクトが多い月は「自然体で過ごしても物事が整いやすい時期」と読めるので、安心材料として活用しましょう。

⑥ 月と他の天体のアスペクト(ハード)を確認する

一方、スクエア(90度)やオポジション(180度)といったハードアスペクトは、葛藤や緊張感をもたらしやすい角度です。ただし「悪い」という意味ではなく、成長のための負荷と捉えるのが占星術の基本的な考え方です。

月と土星がスクエアなら、感情を抑え込みすぎてストレスが溜まりやすい時期。月と冥王星のオポジションは、深い感情の変容を迫られる可能性があります。ハードアスペクトを事前に把握しておけば「この時期は無理をしない」「感情のケアを優先する」といった具体的なルナリターンの過ごし方を計画できます。

⑦ チャート全体のバランスを俯瞰する

最後のポイントは、個々の要素だけでなくチャート全体を俯瞰することです。天体が特定のハウスに集中(ステリウム)していれば、その生活領域に圧倒的なエネルギーが注がれる1ヶ月になります。逆に天体がチャート全体にバランスよく散らばっていれば、多方面にエネルギーが分散する穏やかな月と読めます。

また、ルナリターンチャートをネイタルチャート(出生図)と重ねて見ると、「自分の本来の性質に対して今月はどんな刺激が加わるか」が立体的にわかります。最初は7つのポイントを一つずつ確認し、慣れてきたら全体像を統合して読む練習をしてみてください。月回帰ホロスコープの読み方は、繰り返すほど確実にスキルアップしていきます。

【ハウス別】ルナリターンの月が示す1ヶ月のテーマ一覧(1〜12ハウス)

ルナリターンのチャートを出したら、次に注目すべきは「月がどのハウスに入っているか」です。ハウスとは、ホロスコープを12分割した領域のことで、それぞれ人生の異なるテーマを司っています。ルナリターン図で月が位置するハウスを見れば、これから約1ヶ月間にフォーカスが当たるテーマが一目でわかります。

以下に、1ハウスから12ハウスまでのテーマを一覧でまとめました。月回帰図を読み解く際のリファレンスとしてブックマークしておくと便利です。

【1ハウス(自己・外見・新しいスタート)】

月が1ハウスに入るルナリターンは、自分自身にスポットライトが当たる1ヶ月です。新しいことへの挑戦、イメチェン、自己投資が自然とうまくいきやすい時期。「何か始めたい」という衝動が湧いたら、素直に従ってみましょう。

【2ハウス(金運・所有・価値観)】

収入や支出、お金の使い方に意識が向かう時期です。購買欲が高まりやすい反面、自分にとって本当に価値あるものを見極める力も冴えます。大きな買い物を検討中なら、この月に情報収集するのがおすすめです。

【3ハウス(コミュニケーション・学習・近距離移動)】

メールや電話のやり取りが増えたり、ちょっとした外出や日帰り旅行の機会に恵まれたりします。勉強や情報収集にも向いている時期なので、気になるセミナーや読書に時間を充てると実りが大きいでしょう。

【4ハウス(家庭・住環境・ルーツ)】

家や家族に関するテーマが浮上します。部屋の模様替え、引っ越しの検討、実家への帰省など、住環境を整えたくなる衝動が強まります。心の土台を安定させることで、翌月以降の活動にも良い影響が出ます。

【5ハウス(恋愛・趣味・創造性)】

楽しいことに心が向かう華やかな1ヶ月。恋愛運が活発になるほか、趣味や創作活動にも没頭しやすくなります。子育て中の方はお子さんとの関わりが増えるテーマでもあります。遊び心を大切に過ごしましょう。

【6ハウス(健康・日常業務・調整)】

生活習慣の見直しや仕事の改善に意識が向く実務的な時期です。健康診断を受けたり、食事・運動ルーティンを整えたりするのに最適。小さな改善の積み重ねが、のちに大きな成果につながります。

【7ハウス(対人関係・パートナーシップ・契約)】

1対1の関係性がクローズアップされます。パートナーとの関係を深める出来事や、ビジネス上の契約・交渉ごとが動きやすい時期です。自分だけでなく「相手にとって何がベストか」を考えると関係が好転します。

【8ハウス(深い変容・共有資産・継承)】

表面的なレベルでは済まない、深い心理的変容が起こりやすい月です。ローンや保険、相続など共有のお金に関する話が浮上することも。一見ヘビーに感じますが、古い自分を脱ぎ捨てて生まれ変わるチャンスでもあります。

【9ハウス(学び・哲学・海外・精神的探求)】

視野がぐっと広がる1ヶ月です。海外旅行や留学、資格取得など「もっと遠くへ、もっと深く」という欲求が高まります。占星術の学びを深めたい方にとっても追い風の時期です。

【10ハウス(キャリア・社会的達成・肩書き)】

仕事やキャリアに関する節目が訪れやすい月。昇進・転職・新プロジェクトの始動など、社会的なステージが動くタイミングです。周囲からの評価を意識しつつ、自分の実力を発揮していきましょう。

【11ハウス(コミュニティ・友人・未来のビジョン)】

グループ活動や友人との交流が活発になります。SNSでの発信やオンラインコミュニティへの参加も吉。長期的な夢や目標を改めて描き直すのにも適した時期で、志を同じくする仲間との出会いが期待できます。

【12ハウス(休息・内省・スピリチュアル)】

外に向けた活動よりも、内側の世界に目を向ける静かな月です。瞑想や日記、一人の時間を意識的に確保すると、心の浄化が進みます。次のサイクルに向けてエネルギーを蓄える大切な期間なので、無理に動き回らず穏やかに過ごしましょう。

ルナリターンの日の過ごし方と活用法|月のサイクルを味方につける

ルナリターン当日の過ごし方|感情に素直になれる日

ルナリターン当日は、出生時と同じ位置にトランジット(現在運行中)の月が戻ってくるタイミングです。このとき、感情の感度がいつもより高まりやすいことを覚えておきましょう。

具体的には、些細な言葉に傷ついたり、逆にちょっとした出来事で深く感動したりと、普段はスルーできることに心が揺れやすくなります。筆者自身も、ルナリターン当日に限って急に涙もろくなったり、長らく放置していた問題に突然向き合いたくなったりした経験が何度もあります。

おすすめの過ごし方は、無理にアクティブに動くことよりも「自分の気持ちに素直でいる」ことです。日記をつける、気になっていたことを紙に書き出す、ゆっくり入浴するなど、内省的な時間を意識的に確保してみてください。ルナリターンの日を「月に一度の心のリセットデー」と位置づけるだけで、約28日の月回帰サイクルを自然に意識できるようになります。

月間目標の設定タイミングとしてルナリターンを使う

ルナリターンの活用法として特に実践的なのが、「月間目標を立てるタイミング」に使う方法です。一般的なカレンダーの月初ではなく、ルナリターンが起きた日を自分だけの「月の始まり」として設定します。

やり方はシンプルです。まずルナリターン図(月回帰ホロスコープ)を出し、ASC(アセンダント=チャートの起点となるサイン)やルナリターンのハウス配置を確認します。たとえばASCが6ハウス的なテーマ(健康・日常習慣)を示していれば「今月は生活リズムを整えることに集中しよう」、10ハウス(社会的な立場・キャリア)に天体が集中していれば「仕事面で新しい一歩を踏み出そう」といった形でテーマを設定できます。

この方法の良いところは、約28日という短いスパンで目標を回せる点です。1年単位のソーラーリターンとの違いはまさにここにあり、ルナリターンは「小さなPDCAサイクル」として使いやすいのです。毎月テーマが変わるので飽きにくく、占星術の学習と日常改善を同時に進められます。

「振り返り」で読みの精度を上げる練習法

ルナリターンを読み始めたばかりの初心者にありがちなのが、「予測を当てよう」と力みすぎて挫折するパターンです。実は、ルナリターン図は「予測」よりも「振り返り」に使うほうが圧倒的に学びが深まります。

具体的な練習法を紹介します。まず、今月のルナリターン図を出したら、ハウスや天体の配置をメモしておくだけでOKです。そして28日後、次のルナリターンが来たタイミングで「先月の図」と「実際に起きた出来事」を照らし合わせてみてください。

筆者の場合、あるルナリターン図で7ハウス(対人関係・パートナーシップ)に火星が入っていた月に、まさにパートナーとの間で率直な話し合いが起きました。事前には予想できなかったのですが、振り返って見たとき「なるほど、こう象徴が出るのか」と腑に落ちたのです。

この「答え合わせ」を3〜4ヶ月続けると、ルナリターンの読み方が体感的に身についてきます。ノートやスマホのメモアプリに簡単な記録を残すだけで十分なので、ぜひ気軽に始めてみてください。月回帰ホロスコープは、使い続けることで初めて「自分だけの月のリズム」が見えてくるツールです。

ルナリターンに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 出生時間がわからない場合、ルナリターンは出せないの?

出生時間が不明でも、ルナリターンチャートを作成する方法はあります。最もポピュラーなのは「0:00(午前0時)」と「23:59(午後11時59分)」の2パターンでチャートを出し、両方を比較するやり方です。

月は約1日で12〜15度ほど動くため、出生時間が違うとネイタル(出生図)の月の位置が数度ずれます。その結果、ルナリターンが成立する正確なタイミングにも数時間〜半日程度の差が生じ、ASC(アセンダント=チャートの起点となる星座)やハウス配置が変わることがあります。

実践的なコツとしては、2つのチャートに共通して強調されているテーマ(例:どちらも6ハウスに天体が集中しているなど)を優先的に読むのがおすすめです。共通要素はブレが少ないため、出生時間が不明でも十分に参考になります。なお、より正確に活用したい場合は、占星術師による「レクティフィケーション(出生時間の逆算)」を依頼するのも一つの手です。

Q2. ルナリターンの影響力はどのくらい?大きな出来事も予測できる?

ルナリターンは約27.3日ごとに巡る短期サイクルのチャートなので、その影響力は「日常レベルの感情面」が中心です。転職・結婚・引っ越しといった人生の大きな転機を読むには、ソーラーリターン(太陽回帰図)やトランジット(現在運行中の天体配置)のほうが適しています。

ルナリターンが得意なのは、「今月はなんとなくモヤモヤしやすい」「人間関係で感情的になりやすい時期」「創作意欲が高まる期間」といった、心の波やムードの変化を細やかに捉えることです。劇的な変化を示すものではないからこそ、日々のセルフケアや過ごし方のヒントとして非常に実用的だといえます。

「当たらない」と感じる方は、大きなイベントを期待して読んでいるケースが多いです。感情の流れや内面的なテーマに焦点を当てて振り返ると、驚くほどフィットしていることに気づくはずです。

Q3. ソーラーリターンやネイタルチャートとはどう組み合わせればいい?

ルナリターンを最大限に活かすには、ネイタルチャート(出生図)とソーラーリターンチャート(太陽回帰図)との「3層構造」で読むのがおすすめです。具体的な手順を紹介します。

まず、ネイタルチャートで自分の根本的なテーマや性質を確認します。次に、ソーラーリターンチャートでその年の大きなテーマを把握します。最後に、ルナリターンチャートで「今月、その年間テーマがどの生活領域で動きやすいか」を読み解きます。

たとえば、ソーラーリターンで7ハウス(対人関係)が強調されている年に、ルナリターンでも7ハウスに天体が集まる月があれば、「この月は特にパートナーシップに進展がありそうだ」と具体的な時期を絞り込めます。さらに、ネイタルの月とルナリターンのASCや天体がアスペクト(天体同士の角度関係)を形成しているかもチェックすると、読みの精度がぐっと上がります。

最初はすべてを一度に読もうとせず、「ソーラーリターンのテーマ × ルナリターンで強調されたハウス」の掛け合わせだけでも十分です。慣れてきたらネイタルとの照合を加え、少しずつ読みの層を深めていきましょう。

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この記事を書いた人

Naoya Aizawaのアバター Naoya Aizawa 星学研究所 代表

天然石を掛け合わせた独自の星読みで占星術の魅力を発信中。InstagramとThreads(スレッズ)で日々の星読みを発信しています。ぜひチェックしてください☆

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